竹刀を大事にあつかうには、自分で竹刀を手入れできるようになることも大事である。
破損した竹刀は、稽古や試合の相手を負傷させる危険性が高い。
2016.10.27
竹刀の修理
竹刀は打突を繰り返していれば、キズができてしまう。
ささくれは早めに対処すれば、そのまま使うことができるが、
折れたり裂けたりした場合には、その竹は使うことはできない。
竹刀は4本の竹で構成されるが、そのうちの1本が使えなくなったからといって、
その竹刀が使えないという訳ではない。
長さが合えば、他のダメになった竹刀から無事な一本を組み合わせて、使い続けることができる。
打突を繰り返していると、竹はそれぞれの位置によって反りができてくる。
例えば下(弦の反対側)の竹は外側に反っているし、上(弦の側)の竹は内側に反っている。
下側の竹の方が痛みやすいが、明らかな反りができている状態では上下を入れ替えないほうが良い。
それまでと逆側に反らされることによって、割れやすくなる。左右も同じである。
残っている竹にもよるが、できれば同じ場所の竹を入れ替えて使う方が長持ちする。
(そうは言っても、無いものは無いので、使ってしまうしかない場合もあるだろうが。)
ささくれは、飛び出している部分は小刀などで削り取る。
刃の入れ方によっては、キズをさらに深めてしまうので力の入れる方向や大きさを加減しながらやる。
その後は、紙やすりなどを使って表面をならす。
さらに、油をうすく塗っておくと良いだろう。
油は専用の竹刀油が良いが、菜種油を使っても大丈夫である。
乾燥防止に、破損していなくても時々は塗ってやると良い。
竹刀の組み方
先皮と弦の結び方
弦と柄革の結び方
中結の結び方