高校剣道への導入

その他の大会

国高剣道部は参加していない(できない)が、 知っておくと良いメジャーな高校生の大会を紹介する。
2025.04.15

全国高等学校剣道大会

通称「インターハイ」。
インターハイは、その年の高校日本一を決める大会である。 8月上旬に開催される。他にも全国規模の大会はあるが、この大会での優勝こそが、その年のナンバー1である。 どの高校もこの大会での優勝をめざしている。

インターハイへは、各都道府県の予選を勝ち抜いた高校や選手が出場する。 男女別に団体は1校、個人は2名が出場できる。(開催県は団体2校、個人4名が出場できる。)

玉竜旗高校剣道大会

通称「玉竜旗」。
インターハイの直前、7月下旬に福岡でおこなわれる。 高体連の公式戦ではないが、全国からフリーで参加できるため、参加校は500を越える。
この大会での優勝も、高く評価される。
インターハイへの出場を逃した高校にとって、3年生の最後の目標となっている。 この大会は勝抜戦でおこなわれ、たびたびドラマチックな展開が見られる。

全国高等学校選抜剣道大会

通称「選抜」。
3月の下旬に愛知県で開催される高体連の公式戦である。本大会はフリーオーダー制でおこなわれる。
団体戦のみがおこなわれ、各都道府県から男女別に代表1校の出場だったが、 平成28年度より、インターハイでベスト16に勝ち残った都道府県からは2校が出場できるようになった。

インターハイ本番までには時間があり、まだまだ実力は伸び切っていない上、 三年生は卒業し、新一年生も入学前である。 そのため発展途上の学校が多いが、それでも新年度の力量が垣間見える大会である。

魁星旗争奪全国高校剣道大会

通称「魁星旗」。
選抜大会の直後に秋田県でおこなわれる。 玉竜旗同様にフリー参加で勝抜戦である。地理的に九州方面からの参加校は多くはないが、 大会規模が大きいことから、上記3大会とあわせて「4大大会」などとも言われる。

国民スポーツ大会

通称「国スポ」。以前は国民体育大会という名称だったことから、今でも「国体」と呼ばれることも多い。
毎年10月上旬におこなわれ、成年男子・成年女子・少年男子・少年女子の4部門でおこなわれる。 団体戦のみである。
少年の部門は、高校生のチームである。 学校単位ではないため、各都道府県での最強の5人でチームが組まれることがある。

成年男子以外は、各地方でブロック予選といわれる予選会があり、 そこを勝ち抜かないと国体本戦に出場できない。 関東では、毎年8月の中旬頃に関東ブロック予選がおこなわれている。

この大会では近年になってだいぶ改善されたとはいえ、ホームタウンディシジョンの傾向が強く、実力通りの結果とならないことも多い。

全日本剣道選手権大会

本大会は「20歳以上」という出場制限があり、高校生は出場できない。
11/3に日本武道館でおこなわれる個人戦での男子日本一を決める大会である。 NHKで唯一、毎年放送されている。

全日本女子剣道選手権大会

こちらは女子日本一を決める大会。
女子では高校3年生から出場でき、過去には優勝した選手もいる。

令和6年から男子との共催になり、NHKで放送されるようになった。