昨日に引き続き、本日は女子の錬成大会がおこなわれました。
全体人数が少ないため多少はマシでしたが、それでもやはり暑い中での大会となりました。
結果としては、皆が1回も勝つことができずに終わってしまいました。
「見て合わせるだけ」ということが多く、自分から仕掛けて動きを引き出すという流れが、
なかなか上手くできていません。
あるいはまったく頓珍漢な機会を一生懸命打ったり、逆に相手の引くトコロを見ているだけ、打突後の次の準備が遅くて間に合わないなど、課題は多いです。
この時期の錬成大会なので勝ち負けは気にしなくて良いのですが、そういった部分が自覚できて稽古も変わってきて欲しいと思います。
今日は3名の男子部員が、審判や係員として協力してくれました。
普段は運営に携わる機会がまったくありませんが、良い経験だったことでしょう。
昨日の疲れの残る中、ご苦労様でした。
また2日間に渡って本大会を運営していただいた先生方、ありがとうございました。
都立足立西高校にて、都立夏季剣道錬成大会が開催されました。
本大会への参加は久しぶりです。
猛暑で気温が38度以上になる中、段位別に分かれての個人戦がおこなわれました。
無段の部(初心者の部)では、五月女が初めての試合の初太刀で豪快に面を決めて快勝。
その後、不戦勝を挟んで3回戦も二本勝ち。入賞をかけた準々決勝で上段の選手に敗退してしまいましたが、素晴らしいデビュー戦を飾りました。
二宮(初段の部)、弟子丸(二・三段の部)も3回戦まで進出しましたが、それ以上はなかなか壁が厚かったです。
こうして他の学校の様子を見ることができたり、対戦してみると、自分たちの状況がよくわかります。
それでも実力のある学校で、参加していなかった学校もあるのです。
3年生が抜けてから早い段階で、このような機会があったのはとても貴重なことです。
完全に代替わりしての稽古で、基本的な内容に取り組みました。
見ていて気になったのは、基本打ちでも何でも一本にならない打突が目立つということです。
「これは文句なしに一本」という打突を、ほとんどの人ができていません。
「技練習でうまく打突部位を捉えられない」という意味ではなく、
普通の基本打ちでも気剣体がすべて弱く、特に「気」の弱さは気になります。
声が弱いと、打突や踏み込みも弱く、打突後の勢いも出すことはできません。
このような稽古を繰り返しても、「下手を定着させるだけ」と言えます。
声を出すという部分はやればできることですが、本人にしかできないことです。
試合で強豪校とも対戦してきているので、どういうものかはわかっているはずですが...。